「あとがきコーナー担当に指名された金森です! よろしくお願いします!」
「越後だ。 ……で、なんで私たちがこんな役回りをさせられるんだ、金森?」
「えーっと、それはですね。 今回のお話は『Seraphic Strikers』っていうんですケド……」
「面白みの無いタイトルだな」
「『レッスルエンジェルス・ストライカー』で決まるよりは、マシだったと思いません?
とにかく、早瀬さんみたいに打撃技を得意とする選手だけが出る予定らしいです」
「打撃技……なるほど。 私や金森も打撃系。 近々出演するから、事前にここで顔見せを……」
「いえいえ。 私たちは出られないですよ? だからあとがき担当なんじゃないですか」
「……なにっ?」
「舞台設定は『Vシリーズだと5か6あたり』『サバ2でレジェンドレスラー中心に一周した後』。
だからサバイバーより前の選手は出さないつもりだって、書いた人が……」
「帰るっ」
「越後さーん、そんな子供みたいな……。 てゆーか、出たかったんですか?」
「う、うるさいっ。 そんなわけあるか! とにかく、それなら他の奴にやらせろ!」
「ダメですよお。 旧作で他の打撃系の人っていったら、それこそ──」
「…………うむ」
「ええ…………」
「──なーんて無口で怖い人ばかりだから、あとがきにならないですもんねー」
「お前……、それはあの二人に失礼だろ……」
「まあまあ。 とにかく、書いた人が『桜井にはセーラー服かブレザーか?』で悩みぬいた
ところから始まった本編ですが、あとがき担当の私たちともども、よろしくお願いしまーす」
「……本編が続けば、な」
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