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エピローグ


──数年後。

7-1

「おはよー! さあ、今日も一日練習練習!」

「よっ、チャンピオン。相変わらず練習熱心だね。王者なんだからもう少しドーンと構えたら?」

「なーに言ってんの記者さん。そんなに呑気にしてたらあっと言う間にみんなに追い越されちゃいますよ。それに理沙子さんも引退しちゃったし、あたし達の世代がしっかりしないとね」

「…エースの自覚は十分ってワケだ。でも、今日はここじゃ練習できないみたいだよ。新人の入門テストがあるからね」

「そっかあ、もうそんな時期なのねえ。今年はどんなコが入ってくるのかなあ」

7-2

「…28番、武藤めぐみ!」

「はいっ!」

「29番、結城千種!」

「は、はいっ!」

「……」

「…どうしたんだい?」

「…いや、今の28番と29番、何だかちょっと気になったもんで…ピーンッときた、ていうのかなあ…」

「へえ、それはチャンピオンの第六感ってヤツかな? それじゃいつかは、キミを脅かす存在になるってこと?」

「そうですねえ。うん、なって欲しい…いや、絶対になりますよ、あの二人は…」



〜 To be continued next "V2". 〜


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