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始まらなかったプロローグ (-4〜0年目) 〜 三人目は社長さん 〜

《目次っぽいもの》
レディ・ミーツ・ガール事情は情事?開始時選手一覧Ms.プロフェッショナル注釈?



プロレス界においてまばゆいばかりの輝きを放つ、偉大なる女神たち。 *a1

その代表格たるマイティ祐希子やビューティ市ヶ谷──彼女たちが彗星の如く現れてからもう10年あまりの時が流れた、ある年の 4月。

愛知県に看板を掲げたばかりの新興団体、ミスト女子プロレス社長室の扉をノックしたのは、希望に胸を躍らせた一人の少女だった。

早瀬

「失礼します!
入門テスト合格第一号──早瀬葵、参りました!」

返事を待たずに勢いよく開いた扉の向こうは、無人。

「……あれ?」

何か間違っちゃったかなという不安よりも、確かに社長室に呼ばれたはずなのにという戸惑いの方が早瀬の首を傾げさせた時、

「ひゃあああっ!」

早瀬から悲鳴に近い声と身悶えとを引き出したのは、いきなり耳の後ろを襲った生暖かい吐息だった。

「あーら。 早瀬さんったら、可愛い声♪」

「な、なな!? い、いきなりなんなんですかぁ!?」

逃げるように前に出てから振り返った早瀬の前で、一人の女性がくすくすと笑っていた。

ショートカットに、藍色の瞳。
ビジネススーツの上からでもわかるスタイルの良さと、知性を充分に漂わせた美貌。
抗議の念もあっさりと吹き飛んでしまったらしい早瀬の脳裏に浮かびあがっていたのは、才色兼備という四字熟語だった。

「あ、えと……その。 秘書さん、でしょうか? 私、社長に呼ばれてて……」

「ご挨拶ね」

からかうような口調とともに、女性が一枚の名刺を差し出した。
手を出す前に反射的に覗き込んで──早瀬の息が、そこで止まった。

ミスト女子プロレス・代表取締役、井上霧子──!?

「だ、代表取締役っ? それって、いわゆるひとつの……」

「社長よ。
あなたを呼んだのはこの私、井上霧子。 団体名も私の名前から取ってるの。
ふふふ、これからよろしくね、早瀬さん♪」 *a2

早瀬の気のせいか、どこか艶とか媚とかを感じさせる微笑みを振る舞いつつ、霧子は後ろ手に扉を閉めた。




「ちょ、ちょっと待ってください霧子さんっ。
このゲーム、社長は男の人で、霧子さんはあくまで秘書だったと思うんですけどっ?」

「ゲームって……いきなり世界観を壊しちゃダメでしょ、早瀬さん。
そういうことする悪い子には……うふふふ」

「って……あのー。 どーしてそこでドアにカギをかけるんでしょうか……?」

根拠は無い。 無いが、どうしてだか凄まじい身の危険を肌に感じて、早瀬は思いっきり後ずさりしていた。

身を守るように、どこから出したのかは永遠にわからない大きな写真パネルを引っ張り出して、霧子にかざして見せる。

霧子

「ほ、ほら、例えばこの画面を見てください!
どう見たって秘書の霧子さんが社長に話しかけてるシーンですよねっ?」

「左下にいる社長の私イコール井上霧子に、ここには写ってない美少女の秘書が、『よろしくお願いいたします』とかって話しかけてるシーンよ?」

しれっと言い切った霧子に、早瀬は絶句した。

絶句しながら、それとは別に心に引っかかった点が気になって、おそるおそると訊いてみる。

「秘書が……美少女?
えっと……せめて美少年とかじゃ、ないんですか?」

「男? ふん、汚らわしい」

「き、霧子さんっ?」

「あ、勘違いしないでね。 私、仕事の上でのお付き合いは大丈夫だから。
それに、BL系も好きなのよ。 でもだからこそ、男は男同士。 そして女は女同士。
それが自然とゆーものじゃないかしら?」

「それは自然じゃありません!」

叫ぶように答える早瀬の瞳に映った、霧子の微笑み。
それが徐々に大きくなっていく。

「早瀬さんがゲームなんて言っちゃうから、私も言ってしまうけど……」

早瀬の背が部屋の窓に当たって鈍い音を立てた。
いつの間にかじりじりと追い詰められている早瀬の目の前で、霧子の笑みが妖しく深められる。

「『新時代の幕開け』でスタートしてから丸四年。
他の団体がどんどんシェアを伸ばしていくのに歯噛みしながら、私がただひたすら活動開始を待ったのはなぜなのか。 理由はいろいろあるのだけれど……。 *b1
その一つは、他ならぬ貴女なのよ? 早瀬さん」
早瀬

「わ、私っ?」

蛇ににらまれた蛙のように動けない早瀬の震える頬に、霧子のすらりと細い腕が伸ばされた。
早瀬の脳裏に、貞操の危機という言葉が駆け巡る。
今度は、根拠が無いわけではなかった。

「もうすぐ17歳。
まだまだ若く、でも程よく熟れてきたあなたを、真っ先に手に入れたかったの。
新団体の社長として……そして……」

「し、し、失礼しますぅ!」

気力を総動員させてようやく動いてくれた身をひるがえそうとして、しかしその両腕はがっちりと霧子に掴まれた。

技か、力か、執念か。
身をよじるレスラー候補生の早瀬を細腕で容易く押さえつけて、霧子はもはや隠しようも無く上気した吐息とともに、最後の言葉を告げた。

「一人の女として……ね」 *b2

「いやぁぁぁぁ! 助けて、ちーちゃあんっっ!!」

早瀬葵。
この 4月で16歳と10ヶ月を迎えた、期待の新人レスラー。
新興団体・ミスト女子プロレスの栄えある一人目の選手として、彼女が未来への階段を一歩踏み出した瞬間であった。 *b3

「うふふふ……海を感じさせる青もいいけど。 赤い髪のあなたも素敵よ、早瀬さん♪」

「……ごめんね、ちーちゃん……。 お姉ちゃん、汚されちゃった……」




……といった感じで続くかどうかは微妙なリプレイ 1年目(『新時代』 5年目)。 開始直前の選手一覧やランキング上位十傑などは、以下の通り。

新日本女子プロレス 激闘龍 プロレスリング・ネオ
マイティ祐希子
ボンバー来島
マッキー上戸
村上千春
ラッキー内田
菊池理宇
小川ひかる
ケルベロス小鳥遊
斉藤彰子
オーガ朝比奈
栗浜亜魅
鏡明日香
イージス中森
渡辺智美
榎本綾
市ヶ谷麗華
小縞聡美
AGEHA
小早川志保
相羽和希
藤原和美
近藤真琴
楠木悠里
キューティー金井
藤島瞳
北条沙希
ディアナ・ライアル
村上千秋
ドルフィン早瀬
メイデン桜崎
杉浦美月
辻香澄
野村つばさ
ミスト女子プロレス ACTS フリー選手枠(一部)
    武藤めぐみ
寿零
伊達遥
カンナ神威
メロディ小鳩
草薙みこと
森嶋亜里沙
越後しのぶ
氷室紫月
ライラ神威
大空みぎり
結城千種
南利美
桜井千里
グリズリー山本
他、多数

[ランキング上位十傑] *c1
1武藤めぐみフリー
2寿零フリー
3伊達遥フリー
4マイティ祐希子新日本女子
5カンナ神威フリー
6小縞聡美激闘龍
7ボンバー来島新日本女子
8メロディ小鳩フリー
9草薙みことフリー
10森嶋亜里沙フリー

[ベルト一覧] *c2
NJWP世界統一マイティ祐希子
NJWP世界タッグマイティ祐希子
ボンバー来島
NJWP世界ジュニア村上千春
BDヘビー級ジョーカーウーマン
IWWF世界ヘビー級クルス・モーガン
IWWF世界タッグクルス・モーガン
ルミー・ダダーン
IWWF世界ジュニア空位
WWCA世界無差別級スーパーカオス
WWCA世界タッグスーパーカオス
ジュディ・コーディ
WWCA世界ジュニア村上千春
TWWA世界無差別級村上千春
TWWA世界タッグジェーン・メガライト
キャシー・ウォン
TWWA世界ジュニア小縞聡美
GWAロゼ・ヒューイット
GWAタッグロゼ・ヒューイット
ジャネット・クレア
GWAジュニア空位
EWA認定世界ナターシャ・ハン
EWA認定世界タッグナターシャ・ハン
ドリュー・クライ
AAC世界ヘビー級ハイサスカラス
AAC世界タッグナターシャ・ハン
ドリュー・クライ
AAC世界ジュニア小縞聡美
アジアヘビーマッキー上戸
アジアタッグマッキー上戸
ラッキー内田


[前年度プロレス大賞]
ベストバウト:ジュニア村上千春 VS 菊池理宇
ベストバウト:タッグキャシー・ウォン、ジェーン・メガライト
 VS マイティ祐希子、ボンバー来島
ベストバウト:シングルマイティ祐希子 VS ジェーン・メガライト
最優秀新人市ヶ谷麗華
最優秀外国人ナターシャ・ハン
最優秀選手マイティ祐希子 [四連覇]




「今、私が何に一番驚いているか。 わかるかしら、社長さん」

一流ホテルのテラスラウンジ。
こちらの用件を伝え終え、質問を促したたところで相手が発した問いは、彼女──ミスト女子プロレス社長・井上霧子にとって、予想外のものだった。
それでも彼女は、柔和な笑顔を相手に向けたままで、即座に答えを返す。

「社長が私──女性だったということかしら?」

「それも驚いたけど、一番ではないわ」

こちらも即答を返した相手は、そこで一息つくと、話の間に運ばれてきていたアイスティのストローに口をつけた。
わずかな液体が白い空洞を通り過ぎると、女性は唇を離して、あらためて霧子に向き直った。

「フリーのベテラン選手。
どころか、あと一年での引退を発表したばかりの私と、短期契約ではなく長期雇用契約を結びたいと言う──あなたの申し出そのものによ、井上社長」
南

そう告げた女性の名は、南利美。

国内最強団体・新日本女子でデビューし、JWIやWOLFなどでも活躍。
長年の間、『国内最高の関節技使い』の名をほしいままにしてきた『関節のヴィーナス』、その人であった。

「……昨年は、市ヶ谷さんと龍子さんが突然の引退。 そして、あなたも引退を表明」 *d1

唐突に出された二人の名前に南は微かに眉を寄せたが、霧子は言葉を続ける。

「数年前に世界を驚かせた黄金世代もその役目を終えたのか、なんて声も聞こえてくるけど──」

「二人と私の引退は、関係ないわ」

南の割り込みは、薔薇の棘にも似た鋭さを伴なっていた。

「私は私の道を行くだけ。 その道をリングに求めるのはあと一年、そう決めただけよ」

「その道に、後進の指導や育成、といった言葉を乗せる気はなくて?」

再び、南は眉を寄せた。

「私に……コーチになってほしいと言っているの?」

「それも一つの形でしょうね」

霧子はテーブル上で腕を組んだ。 わずかに身を乗り出す。

「引退後に、あるいは選手兼任でコーチ。 それを期待しないわけでもないわ。
ただね、私は選手としての南さんが好きなのよ。 今もなお国内有数のレスラーであり続けるあなただからこそ、若い人たちに教えられるものがあると期待しているの。
紛れもない国内最高のプロフェッショナル──あなたをそう評価しているから」

「……『世界最高』でも『プロレスラー』でもないところは、残念ね」

南の微笑みは、皮肉にも自嘲にも見えた。

「言っておくわよ、社長さん。
私は私がその時だと感じたり、あなたの団体や選手たちに失望したら、すぐにでも辞めさせてもらうから。 それに──」

南は一旦言葉を切った。
微笑んだ表情のまま、その表情の意味だけが変わる。
皮肉や自嘲から──自信と野心を隠さない、女豹の顔に。

「私は、若手だろうが後輩だろうが遠慮も容赦もしないわよ。
メインイベンター、団体トップ、タイトルへの挑戦、そしてベルト。
引退するその時まで、私がリングに上っている限り、誰にも譲る気はないわ。
それでもいいのかしら、社長さん?」

「霧子よ」

満足の笑みをたたえた霧子が、右手を差し出す。
その手を、南はしっかりと握り返した。 *d2


「……南利美さんって、あの南さんですよね! 光栄です!」 近藤

ミスト女子プロレスのトレーニングジムで、自己紹介した南の姿に瞳を輝かせたのは、団体にスカウトされたばかりの新人選手。
デビュー後は、サイクロン近藤、というリングネームを名乗ることになる、近藤真琴という少女だった。 *d3

「プロレスはあまり詳しくないですけど、南さんのことは知ってました!
一緒にやれるなんて嬉しいです。 これからいろいろ教えてください!」

「嬉しいだなんて、こちらこそ光栄ね。
でも、練習でも試合でも手加減はしないから。 気をつけてね」

「はい! よろしくお願いします!」

南が差し出した手を、喜色いっぱいの一途さで握った近藤。
いかにも一本気な少女を好ましげに見つめる南の笑顔が、その時ふいに曇った。

「近藤、だったわね。 おかしなことを聞くようだけど……」

「はい。 なんでしょうか?」

急に声を落としてジム内を見回した南を見て、近藤も辺りに首を巡らせた。

今の時間はコーチもおらず、同じ新人の早瀬は掛け持ちのバイトで不在。
このジムには南と自分の二人しかいなかった。

「あなた、社長の霧子さん直々にスカウトされたのよね。
その時やその後に、あの人に何か……その……感じなかった?」

「感じ……ですか? 特に何も……。
あ、綺麗だとかきびきびしてるなとか優しそうだなとか、そういうのは感じました」

「ええ。 私もそれはそうなんだけど……」

南は歯切れも悪く、近藤と握手したばかりの自分の右手を見つめていた。

「さっき霧子さんと握手した時、一瞬だけなんかこう、背筋がぞくっとしたの。
ねっとりした何かを感じて……なんていうのか、舌なめずりとでもいうのかしらね。
もちろん、霧子さんが実際にしたわけじゃないわよ。 ただ、そんなイメージがね」

「イメージ、ですか……?」

近藤も何となく自分の右手を見てしまいながら、何度か会っている霧子のことを思い返した。

いきなりスカウトに現れ、いろいろ説明や相談もしてくれ、握手をしたり肩を叩かれたりもしたが、南の言うような感覚は感じたことがなかった。
やっていたキックボクシングでは壁に当たり、プロレスへの自信も無かった近藤に、

『あなたはまだ未熟。 硬くて青い果実ね。
もう少し成長すれば、きっと私好みのいい選手になれるわ。
素材は凄く良いものを持ってるんですもの』

と期待をかけてくれたこともあって、感じているのは感謝と信頼ぐらいなものだった。
南

「……本当におかしなことを聞いたわ。 忘れて」

近藤の戸惑いを察したのか、南は軽い笑みとともに首を横に振った。

「きっとあの人の熱意とやり手ぶりが、私にそんな感覚を抱かせたのね。
旗揚げを成功させるため、今も駆け回ってる霧子さんに、失礼だったわ。
彼女のためにも、私たち選手がしっかりやっていかないとね」

「ええ! 私たちで霧子さんを男に……じゃなくて、女にしてあげましょう!」

もし、この場に早瀬がいたら、いろいろと思う所やツッコミ所もあったかもしれない。
しかし、そんなもしもの話を知るはずもなく、近藤と南は笑顔を交わし合った。

4月末の、名古屋近郊。
季節は桃の花の盛りだった。




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※ 以下、書いた当時はこの後も続けるつもりだったので「哀しい」「痛い」ところもありますが、そのまま載っけておきます。
■ 注釈(?) ■
*a1えーとまあなんといいますか。我ながら、結局ここに戻ってくるのね、といった感じで、第四回目のリプレイ開始です。
ただ、前回まででメジャーどころのキャラをほぼ使い切っちゃったので、マイナーキャラ中心の展開になることは必至。読者の方々がついてきてくれるか不安ですね。
なお、二団体プレイですが、リプレイではうち一つ中心で行きます。 他のプレイ方針はほぼ前回と同様。
ただ、選手の特訓などは控えて、あまり強くしすぎない方向で。……スローガンは「みんな富沢」??
*a2とゆーわけで、WRERAのノーマル霧子さん、スレイヤーのダーク霧子さんに続く、ミストの社長霧子さんという妄想設定でお送りします。
*b1とゆーわけで、4年間何もせずに過ごした「新時代 5年目」を「リプレイ 1年目」としてお送りします。
ええ、ホントに 4年間ひたすらずっと何もせずに進めてましたよ。
こんなアホなことした最大の理由は、本文で霧子さんが語ってる話……ではなく、前回のリプレイの終了時点=黎明スタートから11年後にあたるところから新たに始めてみたいと思ったからです。
*b2とゆーわけで、こんな趣味がおありな霧子社長という、これまた妄想設定です。
勢いで決めただけなので、今後活かせるかどうかなんて知ったことじゃありません。
*b34月、ミスト女子で早瀬2pを新人テストで獲得。
早瀬は1p(ドルフィン)を第二回プレイで使い、小説もどきでも主役の一人にするほどお気に入りキャラというのもありますが、何より社長霧子さんにイジられる役として何故だか真っ先に思い浮かんだ人だったので。
*c1ランキング6位の小縞が大サプライズ
COM団体の激闘龍が集中強化選手にでも指定したのか、コーチつけてひたすら特訓しまくってました。
前回プレイで自分が操作したときよりも評価値が高いんですけど……。
まだ成長維持期のはずなので、あるいはトップに輝く日も来るか?
*c2「新時代」で始めた第二回プレイの時は気にしてなかったのですが、NJWP王座は「世界統一」王座なんですね。
これを(前回プレイ時の NA王座のような)世界最高位王座として扱っていくのが良いのかな?
*d1フリーは27歳で引退。
市ヶ谷様、龍子さんはともに前年に27を迎えてひっそり引退し、南もすでに26。フリーのままだと 3月に引退します。
*d24月、を獲得。
序盤にここまでのベテラン(二次減衰期)を獲得するのは初めてです。
評価値1000overとはいえ、Top10圏外はおろか越後やライラにも抜かれている南さん。ここからの巻き返しなるか?
*d34月、スカウトで近藤2pを獲得。
ちなみに前回リプレイを11年目以降も続けていたとしたらスレイヤーで獲得する予定だった人です。
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