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4年目4thQ (1〜3月) Part1

《目次っぽいもの》
再戦[SL]ゴールデンコンビ?[WR]お姉さん対海賊王女[SL]注釈?



《フレイア鏡、わずか 5分でWWPA王座を防衛ぃ! *1
『あんなのに負けるとはターシャのヤツも堕ちたもんだぜ!』──などと公言していた“蹴撃サイボーグ”、ドリュー・クライを、まったく寄せ付けずの完っ璧な勝利! *2
早くも女王の貫禄を見せ付けています!》 フレイア

「フレイアさ〜ん、おめでとうございます!」

「あら。 どうということ、ありませんでしたわ。
それよりも、次は石川さんの番ですわね。
ウフフッ、負けたら承知しませんわよ?」

「はい! 頑張ってきます〜!」

1月のスレイヤーレスリング最終戦。 *3
セミファイナルに組まれたのは、疑惑のコミッショナー裁定により再戦となった、ナスターシャ・ハン VS 石川涼美の EWA認定世界王座戦だった。 *4

敗れた自らも裁定に異を唱え、聞き入れられないと知るや積極的に再戦を望んだ暫定王者のハンに感謝しつつも、石川は全力で勝利を奪い取るべく戦った。

「特訓とかバカンスとか……社長や井上さんのバックアップに応えなきゃ〜!
……ていうか、負けたらひょっとしてクビかも〜?」

そして、ゴングが鳴ってから23分41秒後。
石川涼美は今度こそ EWA王者としてベルトを腰に巻いたのである。 *5
石川

「えへっ。 このベルト、今度こそ誰にも渡しませんよ〜!」




「俺と祐希子で、WWCAタッグ王座に挑戦!? ホントかよ、社長!」

「ああ。 ようやく WWCAのフロントも首を縦に振ってくれたよ。 カオスがシングルのベルトを失ったことで、先方も渋っていたからな。 ただ、おそらく二度目はないだろう。だから……」

「おうっ、任しときな! このボンバー来島が、祐希子と二人でベルトを奪ってきてやるぜ!」

団体設立時以来の親友である、マイティ祐希子とボンバー来島。

来島 二人がタッグチームを組んだ際のコンビネーションには特筆すべきものがあったが、実力差のある葉月&市ヶ谷組の厚い壁に阻まれ、ここまでは目立った成果を残せていない。 *6

しかし、WWCA王者となった祐希子はもちろん、来島も市ヶ谷を破って春のAAC王座戦の相手に指名されるなど、シングル戦線での充実ぶりは顕著。

この二人にタイトル奪取のチャンスを──そう考えた WRERAの社長は、1月の興行でダークスターカオスとジュディ・コーディへの挑戦の舞台を整えたのである。 *7

「えへへ。 来月は、あんたとシングルのタイトルマッチよね、カオス。 悪いけど、どっちも勝たせてもらうわよぉ!」

「フッフッフ……悪いが、そうはいかん。 勝つのは我々だ」

祐希子とカオスの先鋒で始まった試合は、両者の探りあいから互いに交替。戦いは、来島 VS コーディへと移行する。

「悪りぃな。今日の俺は……絶好調なんだよ!!」

その言葉通り、際立った動きを見せる来島は、得意のパワー殺法でコーディを圧倒。
コーディはたまらずカオスにタッチするが、

「こいつで、ブッ飛んじまえ!」

ラリアットを得意とするカオスの向こうを張る、来島必殺のナパームラリアット。
さらにエルボーでカオスの額を割るが、相手もさすがにダークスターカオス。試合を組み立て直し、徐々に来島を追い詰める。

「くそ、さすがに強えな! 後は任せたぜ、祐希子!」

「オッケー、恵理。 いっくわよぉ!」

──カオス、コーディといえど、消耗しきった状態では、満を持して登場した祐希子の敵ではない。

WWCAタッグ王座は、28分15秒、祐希子のシャイニングウィザードで、祐希子&来島組の手に渡ったのだった。

「これがベルトかぁ……へへっ、思ってたより軽いんだな。 これなら、あと二つか三つ腰に巻いても大丈夫そうだぜ」

「あはは、頼もしいわね、恵理。 じゃ、次は市ヶ谷の AAC王座を奪ってみせてよ。 あたしの WWCA王座は渡さないけどね?」




2月。
スレイヤー・レスリングは、大金をつぎ込んで本社機能を拡張。
名実ともに新日本女子とも肩を並べる、あるいは凌駕するほどの団体となった。 *8

「これで、営業力も上がるでしょう。コンサートをはじめとするイベントなど、新たな事業展開も視野に入れていきたいところです」 *9

「そうだな、井上くん。 女子プロレス事業……やはり、なかなかに面白いものだ」

「あら、社長。プロレスがお好きになりまして?」

「ああ。 むろん、あくまで事業としてだがね」

この月の最終戦メインは、WWPA王者フレイア鏡がサンダー龍子に挑む、スレイヤー無差別級王座選手権。 *10

ただ、目の肥えたファンはむしろ、セミに組まれた EWA王座選手権──石川涼美 VS 森嶋亜里沙戦の方が、実力伯仲という点において注目の一戦と見ていた。

EWA

「亜里沙ちゃんには悪いけど、このベルト、そう簡単には渡せません!」

「…今度は、私が勝つ…」

一年前、WWPA王座を巡って戦った時は、王者・石川がベルトを防衛している。
しかし、最近の戦績ではむしろ森嶋が優位に立っており、また、二人が同タイプのレスラーということもあって、今回は全く勝敗が読めない試合となった。 *11

「…容赦しないわ…」

試合は森嶋のペースで始まった。
ショルダータックル、逆水平などで小刻みにラッシュをかける。

隙をついた石川が、大技・のど輪おとしを繰り出して試合を支配しようとするも、森嶋もすかさずお返しのライガーボムでマットに叩きつけ、流れを引き戻す。

「これ、もしかして、いい試合になってませんか〜?」

その後も続く一進一退の攻防に、いつの間にか大歓声に包まれた会場。
石川の感想は的を射ていたが、余裕とも取れるその言葉は、森嶋の気に障った。

「…いい試合? それもこれで終わり…!」

二度目のライガーボム、そして立ち上がったところに走りこんでのフェイスクラッシャー。
2.9まで入ったカウントに、会場は森嶋の勝利への歓声と悲鳴に揺れるが……

「お姉さんは……負けられないんですってば!」

スクラップバスター、こちらも二度目となる、のど輪落とし。そして、もう一度スクラップバスター。
石川怒涛の反撃に、森嶋の肩はマットに付いたまま、カウント3つを数えられてしまった。

「試合は、焦った方が負けなんですよ〜?」

45分に届こうという激戦は、結局逆転で石川が制して、EWA王座を死守。 *12

森嶋は、タイトルマッチでの惜敗が続き、「善戦女王」「無冠の帝王」といった、あまりありがたくない呼び名がチラチラ聞こえてくるようになってしまった。

「…不愉快ね…」




*1タイトルマッチ最短記録の 5分18秒で決着。
2ターンめに必殺カード(クレッセントヒール:踵落とし)→シュミット式BB→チキンWFロック→ローリングCホールド、での5ターンキルでした。
*2「ターシャ」や「蹴撃サイボーグ」は「V2」より。…まあ、当サイトのV2ストーリー紹介ではハンもクライも名前しか出してませんが…
*31月のスレイヤーは、真田FC、龍子ファンタジー映画(お断り)、真田伝記映画(お断り)、石川プライベートイベントその2、がイベントで発生してます。
*4疑惑の裁定、というかバグ疑惑です。4年目3Qをご参照ください。
*523分41秒、のど輪落としで石川の勝利。ホッとしました。
なお、メインでは上原&龍子がRIKKA&森嶋を47分49秒、サッカーボールキックで下し、GWAタッグ王座九度目の防衛を果たしてます。
*6過去二回ほど葉月&市ヶ谷に挑んで、返り討ちにあってます。
*71月のWRERAは、市ヶ谷のAAC遠征防衛、越後CM、桜井一日署長(お断り)、ゆっこ写真集(お断り)、がありました。
*8自社ビルをLv1にしました。
2月のスレイヤーは、フレイア学園映画(お断り)、龍子冒険映画(お断り)、桜崎ドキュメンタリー映画(お断り)、も発生。あと、真田が新女に殴りこみしてます。
チョコは、石川、龍子、真田からもらえました。
*94年目終盤にして初のコンサート開催。上原&石川&小鳩が参加してます。
*10この試合は、18分24秒、STOで龍子さん貫録勝ちです。
*11WWPA王座戦での対決は3年目4Q。現在は、評価値で森嶋が石川を逆転してます。
*1244分31秒、スクラップバスターで石川が勝利。
序盤、自操作の石川の手札が悪かったこともあって、かなり白熱した好試合になりました。
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